日々一歩ずつ このブログでは、勉強になったことや躓いたこと、役立つことなどを雑多に書いていきます。

公開日

もし図書館で文庫本貸出中止をした場合のメリット・デメリットを考える

bookちょっと前に図書館の文庫本貸し出し中止をとある出版社の社長が要請するというような話がありましたね。

出版社としても、市場が縮小していく中で図書館の存在が無視できなくなったわけですが。

はたして貸し出し中止をすることで、デメリットはないのかなと気になりましたので、今回はメリットデメリットについて考えてみました。

 

多少はメリットがあるように思います

下記サイトの記事で、今回の貸し出し中止に関することはまとめられています。

出版社社長が「図書館での文庫本貸出中止」を要請と報じられ物議に IRORIO

この記事を見てみると、1975年から30年の間で図書館の貸し出し冊数は約9倍に増えたという話があります。

それに加えて、2010年ごろには貸し出し冊数が推定販売部数を逆転しているとのこと。

これだけみると、図書館の存在も馬鹿にできないところかなと思います。

昔と比べて順調に貸し出し冊数が増えているということであれば、それだけ貸し出し中止にすれば仕方なく購入してくれる方も増えるかもしれませんね。

 

あとは、図書館が購入している分以上に販売数が増えるか

図書館で読まれる方のために、図書館自体がどの程度図書を購入しているのかが気になりますね。

下記に日本図書館協会が公表している、公共図書館の統計があります。

日本の図書館統計 日本図書館協会

こちらにある2016年公共図書館の統計を見てみると、5番目の項目の年間受入資料数があります。

この項目の中に、うち購入というのがあって、ここが図書館で購入されている図書の合計ということだと思いますが。

もし間違っていなければ1000万冊以上は毎年購入されているということですね。

この中で文庫本がどの程度の割合を占めているかはわかりません。

ただ、もし文庫本の貸し出し中止をやめた場合にはそれだけの販売数、最低でも図書館で購入されている分を超えるぐらいは売れないと困るわけですね。

想像通り文庫本を買う動きになれば簡単に超えられそうな気がしますが、次に上げるようなデメリットが発生するようだと、案外厳しいかもしれません。

 

活字離れがさらに進む

図書館で気軽に本を借りられないのは、さらに活字離れが進む気がします。

今ではスマホで簡単に情報が集められるので、新聞を読まなくなったりしているわけですし。

ネット上だと様々な方がいろんな意見をブログで共有していたり、自分で書いた小説を無料で公開しているのでそれを読んでみたりできます。(内容は微妙なものもあったりしますが)

なので、文庫本が借りられなくなったからといっても、スマホを利用すれば事足りてしまう可能性があるので新刊を買おうという意識になりづらいように思います。

最終的には文庫本を買ってまで読む習慣が根付かなくなって、その結果活字離れが進みそうです。

そうなってしまえば、出版業界にとっては取り返しの付かない失敗になりそうですね。

ただ、デメリットが仮にあるとしても、それでも貸し出し中止を考えなければいけないほど、出版業界が大変なところではありますが。

 

本を読むのは勇気がいる。図書館なら気軽に手に取れる

話がちょっと変わりますが、まだ読んだことのない本って買うのに勇気が必要だと思ったりしませんか。

芥川賞を受賞している本なら読んでみようという気にはありますが、まだ本を読むことに慣れていない場合には、この本って本当に面白いのかなって買う前に悩んだりします。

それは読んで見なければわからないものですが、漫画と違ってちょっと1、2ページ読んだとしても、その本の雰囲気というのは掴みづらいので。

それに文字だけなので、漫画よりも一冊最後まで読み終わることがないこともよくあると思います。(わたしだけかもしれませんが)

そう考えてしまうと、活字ばかりの本は買った割りに最後まで読まずに挫折してしまうことがあるので、買ってももったいなく感じしまうことも。

その結果として、買う前に悩むことになってしまうのですよね。

そこで買うか買わないかは、作者と読者の信頼関係によってくると思います。

これまで読んできて、この作者なら最後まで読めそうだという信頼。

そんな信頼できる作者は誰だろうと探し出せるのが図書館なのかなと思います。

なので、本を読む最初の一歩を踏み出すためにも、図書館は必要なのかなと思います。

 

まとめ

最終的には、図書館で借りられるほうが良いという感じになってしまいましたが、そうはいっても出版業界も大変な状況なので、試しに貸し出し中止にしてみるのももしかしたらいいかもしれません。

なにごともやってみないことにはわからないこともあるので。

ただ、問題は図書館だけとは限らないように思います。本が売れないというのは、それだけ今の世の中が娯楽に溢れているということ。

そんな中で限られたパイの奪い合いになってしまうので、ちょっとやそっとでは販売数を増やすのは難しそう。

それに、今では本を読んでいる時間も限られるので、やっぱり図書館云々だけでは多少メリットはあっても厳しいような気がしてならないです。

 

 

  • ブログランキング・にほんブログ村へ
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

サイトについて

管理人

勉強になったことや躓いたこと、役立つことなどを雑多に書いていきます。
サイト構築やマーケティングの勉強がてら作ってみたサイトなので、そういった記事が多くなるかもしれません。

カテゴリー

上へ